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2012年GW 立山合宿 5月2日〜4日

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メンバー: 鈴木会長、松岡、小西(弘)、井野(労山セミナー18期生)、村木(山の会TENSION)

村木みね子

楽しい18期冬山セミナー終了後、私のメールに同じ18期のメンバーである井野さんからいきなり立山のお誘いをいただきました。家族で旅行中だった(しまなみ海道、レンタサイクルで横断の旅)私は、自転車に乗りながら、心臓がドキドキ・・・行きたい・・・でも旦那さんの許しが・・・私で行けるか? 憧れの立山に・・・しかも冬山に・・・しまなみ海道の因島辺りで、許しを頂いた私は、その日から、ドキドキして寝れませんでした。
山行計画は日曜日の帰阪予定でしたが、義父の命日でお寺さんを予定していた事を思い出し、鈴木会長に早く帰ることを了解していただき、無事に行くことができました。
何と・・・共同装備を入れてザックの重さは今までのマックス20キロ・・・腰が砕ける? 持てるか? 頑張るしかないし・・・雷鳥沢までやし・・・頑張ろう\(◎o◎)/!
5/2 天気予報が最悪・・・中止の連絡もない! 大阪駅に21時に集合。運転を交代しながら、翌朝立山駅に到着。
5/3 6時40発の立山ケーブル、バスを乗り継ぎ室堂へ、9時頃に雷鳥沢につき、テント設営。水もあるしトイレもある、温泉にも入れる、夢のようなテント場に信じられない好天・・・テントをたてるためにスコップで、穴掘りも楽しかったです。カランクルンのベテランの方々にひとつひとつ優しく教えていただきました。憧れのピッケルワーク、ピッケルもレンタルさせていただき、斜面で、歩き方、トラバース、ピッケルの使い方、滑落停止、切れたった斜面のピッケルでの登り方、その日はとても楽しかったですが、次の日は一の越~雄山~立山縦走・・・滑落したら、死! 恐怖やけど、やるしかない・・・
5/4 6時30分出発、出だしから視界約10メーターのホワイトアウト状態に。急な斜面をアイゼンの刃を打ち込みながらの歩き。途中トレースがわからなくなり、一瞬焦りましたが、竹の棒が突き刺してあるルートを発見! 長いトラバース、2時間の歩行後、一ノ越小屋に着きました。
小屋の中で、軽い吐き気があり、体がだるかったです。軽い高山病? お汁粉を買い、30分の休憩の後、何とか回復させ、外へ・・・風で岩場の雪がところどころ飛ばされている状態を見て、アイゼンなしで登ろう! という判断で、9時30分、いよいよスタート。いきなり雪まじりの強風で、稜線の向きにより、顔に痛みを感じるくらいの天気の中のガレ場歩き、滑らないように慎重に緊張しながら、足を運びました。下を向いたままの登りで、首がコリコリ\(◎o◎)/! でも楽しかったです。
途中に雪の斜面で、アイゼン装着、急坂の為ピッケルを打ち込みながら、慎重に慎重に・・・1時半後の11時、ようやく山頂へ到着。視界相変わらず、10メーターの強風。すごい天気やけど、登れた感動で、井野さんと抱き合いました。(T_T)/‾‾‾
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天候悪化のため、縦走は止めて、雄山ピストンに決定! 少し安心しました。鈴木会長から、足運びは慎重に下山しましょう! とアドバイス! 怖い~~~滑落したら大けがやん! ベテランの3人は早い足運びの中、シンマイの私たち2人は、ゆっくり慎重に! 
途中井野さんが、アイゼンをひっかけて、転倒! 一回転して止まりました。怪我なしでよかった~~~(@^^)/‾‾‾慎重に慎重に、あちらこちらで、転倒・・・何とか1時間で一ノ越までたどりつきました。(12時)
会長の判断で雪の大谷を見に行くのに、室堂まで行くことになりました。雨の中の雪の大谷でしたが、観光気分も味わえて、楽しかったです。地ビールを調達し、いざテント場へ、15時30分着。長い雨の様な雪で、体と衣服も濡れ濡れ。止まれば寒さがどんどん増していきます。
テントの中で、乾わし方を教わり、軽食後、うどんを頂きました。時間とともに、大雪、強風に変わり、テントも揺れるし、テントの周りは、見る見る雪で囲まれました。
天候悪化のために、次の日に撤収し、山菜とりと入浴ご帰阪と決定しましたが、あまりのブリザードに自分たちのテントに移れません、チベットの山、スイスの山、厳冬期の北海道の山の話で盛り上がっていましたが、シンマイのふたりは、寝るために、隣のテントに移らないといけないけど、なかなか怖くて行けませんでした。こわごわ外に出てみると、すべてのものが凍っていて、手袋を持っていないので、手袋なしで、テント周りの雪かき・・・ファスナーが凍ってなかなか開きません、5分もたたないうちに、たいして痛みもなく指先の感覚がなくなり、やっとテントの中に入れましたが、服も、寝袋も、床も濡れ濡れで、持っている服を着替えて、寝袋へ・・・しばらく体の震えが止まりません・・・今まで経験したことのないブリザード! テントが音をたてて、風に耐えていました。
5/5 早朝、雪は止み、テント撤収している間に、景色も堪能でき、立山駅へ・・・この山行は、参加出来て自分の経験がまたひとつ増えて、たくさん教えていただけました。カランクルンの鈴木会長、元気で頼りがいのある小西さん、経験豊富でたくさん面白い話をして下さった松岡さん、声をかけてくれた井野さん・・・行くことを許してくれた家族のみんなに感謝しています。ありがとうございました。

井野葉子

18期夏山セミナー、冬山セミナーを修了して、何と憧れだった雪の立山にお誘い頂き、カランクルン春合宿にセミナー生2名で参加させて頂くことになりました。セミナーではピッケルを使ったことはなく、いきなり立山に登れるのか、セミナーでは1泊2日のテント泊しかしたことがなく、いきなり3泊4日のテント泊ができるのか、不安と楽しみでいっぱいの気持ちで立山へ。

5/3早朝。立山ケーブル下では小雨。室堂にあがると雨雲を通り越したのか、雨ではなくくもり。雷鳥沢まで荷物を担いで到着。憧れの雷鳥沢テント泊。テントを設営していると青空がでてきて気持ち良く来てよかったなぁと思う。雪上のトレーニングでいろいろ教えて頂く。私はピッケルを使った滑落停止がなかなかうまくできず、これはまた要練習課題。のんびりビールを飲んだり、チヂミをやいたり。夕飯の支度をしたり、その間にヒマラヤの話、アルプスの話、そして厳冬期の知床半島縦走の話、胸躍る数々の冒険譚をきかせて頂き、頭の中でいろんなところへ。もう山に登れなくても十分これで満足だなぁ! という気分のまま眠る。
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5/4早朝。視界は悪いが雄山に向かって出発。途中、真っ白な雷鳥が斜面の雪道の端にとまっているのを見る。「神の使い」として大切にされていたそうで、雪の上の真っ白な雷鳥をみるとまさに「神の使い」にみえた。一ノ越までの道は、夏に2回来ているが、雪だと真っ直ぐに行けてしまう。一ノ越は昨年9月に来た時も風がきつかった。冬山セミナーで大山を強風で五合目で撤退したときよりは弱い。これ位ならいけそうな気がした。
一ノ越からまずアイゼンなしで岩稜帯を登る。途中から雪と岩のミックス帯になりアイゼンをつけて登る。緊張の急登。雄山につくと社務所も鳥居も雪で埋まっている。雪で神社まで簡単に到着。感無量。予定は三山縦走だったが景色もみえず時間的にも厳しい。このまま雄山を下山することに。雄山下山は一ノ越までアイゼンで行くということで慎重に慎重に降りる。鈴木会長と松岡さんのペースにはまったくついていけず、とにかく安全第一マイペースに降りる。それだけ慎重に足を運んでいたつもりだったが、途中岩に足をひっかけたのかバランスを崩して体が宙に浮いた。浮きながら「やってしまった」と思った。落ちたけれどどこも大丈夫そうでほっとした。慎重に歩いていただけにショックで、心は動揺し、少し休んで落ち着くようにした。一ノ越に着いて、いろんなものが濡れていて寒さを感じた。ひょう(あられ)が顔にあたって痛い。室堂に向かって段々観光地が近づいてきて緊張は一挙にゆるんでほっとした。雄山に無事登ることができて本当に良かった。観光客気分で小雨の中雪の大谷をみてまわり、雷鳥沢へ。
テントに入ると装備の濡れの不快感と寒さで途方にくれる。隣のテントに移ってお茶をのんで一息ついている間に雨は強くなり、雪になり、すごい音がきこえてきて、テントから出ることができなくなってしまった。外の様子とは別に、ごはんをつくって山の話で楽しんでいたけれど、夜になっていよいよ意を決してテントの外に出る。この時がこの山行で一番怖かった。吹雪いていたけれど意外に傘をさして立つことができた。テントの入り口は雪で少し埋まって、中も雪に押されて狭くなっていた。雪の力はすごい。なるべくあったかくしてシュラフに潜り込む。吹雪の音に「テントが飛ばされないかなぁ」と思いながら眠る。
5/5早朝。まだ外は風がある。本当は5/6に帰る予定だったが、天候もよくなりそうにはないので1日早く今日撤収することになった。段々天気はよくなってきて、外で片づけができるまでになった。室堂まで頑張ろうと荷物を詰めれるだけ詰めたが、初めて自分で背負えず、一人で雪の上をじたばた格闘。結局小西さんに手伝って頂いて何とかザックを担ぐ。これまでで一番重たい荷物を担いだと思う。20kg位かな? 室堂までゆっくりゆっくり、休憩は荷物と一緒にしゃがむだけにした。この荷物で室堂まで歩いたのは自信になった。この室堂までの道のりは青空もでて、氷のついたハイマツの林が美しく、雪の山々に元気づけられて、最後にすばらしい景色を楽しめて気持ち良かった。ケーブルを降りたら、新緑の木々がまぶしくもう初夏の景色。山麓でこごみを摘み、カタクリのお花畑をみて、お風呂に入って、「きときと寿司」でおいしいお寿司を食べて、富山を後にした。
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テント泊のいろいろ、雪山登山のいろいろ、いろんなことを教えて頂き、鈴木会長、松岡さん、小西さんには本当に感謝申し上げます。たくさんの山のお話がきけて、楽しい山行でした。また天気の急変や吹雪のテント泊や貴重な体験ができ、春山の厳しさと美しさを知ることができました。3年前のGWに富山に嫁いだ妹の招待で雪の大谷を見にきて、アイゼンをつけてスキーを持って登っていく人たちをみて憧れていたので、その憧れを実現できて本当に嬉しいです。本当に有難うございました。


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